突然ですが、スーパーに行って買い物をしたらレジで袋をもらいますか?
私はなんとか貰わないようにしたいのですが、マイバッグや使用済みのレジ袋を持ち合わせていないとシブシブもらいます。本当はもらいたくない!
これ、なんの話かと言うと、レジ袋をもらうことが悪いのではなくて、買い物したらレジの定員さんが当たり前のように袋に入れてくれるサービスが、文化のように染み付いてしまってると思っています。そしてレジの人も袋に入れるのが当たり前のように思っている。私にとってはいらないサービス。
この、当たり前になっているサービスが暮らし・住まいの中での埋もれていると感じています。
賃貸住宅に住んでいると、不具合が発生した時のことをかんがえてみます。
例えばエアコン壊れたとか、トイレが詰まったとか、そういう時に当たり前のように管理会社に苦情の電話をする(たとえ深夜・早朝だとしても)→賃貸管理会社が業者を手配する。
この当たり前のようなサービスや対応は、本当に当たり前でしょうか?
私にとっては、このサービスに必要性は感じません。
もちろん、時と場合によります。トイレが詰まって、水があふれて、ほかのお部屋に迷惑をかけてしまう、とか自分以外に被害が出そうなときは緊急事態だと思いますし、緊急対応が必要でしょう。
でも、緊急対応が必要でない、自分たちでできることもあるわけです。
この当たり前のサービスが、賃貸の入居者を”消費者”・”お客さん”にしているなぁと思うのです。
賃貸住宅に住んでいるということは、家賃を払っている方が圧倒的に多い状況です。家賃という対価を支払っているので、受けられるサービスを受ける=家に住むということができることはお分かりいただけると思います。その対価が家に住むということ以外にもさまざま含んでいる物件もあると思います。先ほど例にあげた24時間の緊急かけつけサービスが最たるものだと思います。
住むということは本当にサービスなのでしょうか?
賃貸に住んでいる人は”いち消費者”なのでしょうか?
住むということは、暮らしを自ら作っていくことだと思っています。
だから賃貸の入居者であっても、一人の個人は消費者ではないと思います。消費者にしている、消費者にさせてしまっているのは、管理会社や大家さんでもあると思うのです。消費者であることが悪いわけではないのですが、本当にそれでいいのかな?と思うことが増えてきました。
この課題はきっと根深いものになっていくと思います。
継続して考えていこうと思います。
Weblio辞典の内容
プロパティマネジメント【PM:Property Management】
投資家からアセットマネジャーに経営が委託され、さらにビル運営管理のプロフェッショナルであるプロパティマネジャーに日常運営が委託されるケースが多い。プロパティマネジメントは、建物の日常管理(設備制御、保守・点検、清掃、保全、賃料管理業務など)から、テナントのクレーム処理まで総合的に対応する現場業務である。テナントにとって安全で快適な空間とサービスを提供することによって、ビルの資産価値を維持し高めるための全般的なマネジメントである。リニューアルや設備更新などの修繕計画の策定や実施及びテナント募集、賃料改定まで業務の守備範囲は広く、全てが契約の内容による。
Weblio辞典
ちょっと私が学んだ内容とずれてるので、仕事でもお世話になっているJPS『株式会社日本プロパティソリューションズ』さんのHPを引用すると、
プロパティマネジメント(PM)とは、不動産経営に関する様々な業務をオーナーに代わって行う“不動産経営代行業”です。不動産に係る個別の定型業務を請負うのではなく、一棟一棟の物件それぞれの事情に合わせた真摯で親身なソリューションを提供し、不動産経営全般をサポートする、いわば不動産経営のアウトソーシングです。ビル収入増加策の提案、日々のビル設備のメンテナンス計画、コスト削減やバリューアップなどを図ることにより、ビル収益の極大化がプロパティマネジメントの役目です。
http://www.japan-ps.com/tabid/65/Default.aspx
この最後の部分。
プロパティマネジメントは、不動産収益の極大化→最大化を図ることが目的だと考えています。