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救急車呼ぶ?迷ったら、#7119

救急車の出動の頻回出動(同じ人が複数回に渡って利用)や軽症利用や不正利用などが社会問題視されています。

そんな中、令和2年では、救急出動件数および救急搬送人員(速報値)が対前年比で10%減少したそうです。

実に平成20年以来12年ぶりの対前年比で減少とのこと。新型コロナウィルス感染拡大防止に伴う行動変容が大きく関わっているようです。しかしながら、個々の救急活動の負担は大きくなっているようで、これもまたコロナウィルスの影響が大きく出ているようです。

救急車を呼ぶかどうかの判断はなかなか難しいと思います。このような問題視されている中、気軽に呼んでいいものか、悩む人もいらっしゃると思います。そんな時にぜひ活用してほしいのが、#7119(救急安心センター)です。

この記事で分かること
  • 夏の高齢者に対する注意喚起
  • #7119(救急安心センター)について
  • 使えるツールの紹介

夏、高齢者への大きな心配ごと

賃貸管理業界・福祉業界の皆さんにとって共通する、夏季における心配事は、室内での熱中症だと思います。

特に高齢者の熱中症は、身体機能への影響が大きいです

高齢の方は熱中症になると、身体機能に大きな影響が出ます。

脱水症状になると、「頭痛」「めまい」に始まり、「筋力低下」「転倒骨折」の可能性や、

血液濃度が増し「脳梗塞」や「心筋梗塞」の危険性も高まります。

賃貸管理会社の皆さんは、特に夏場の高齢者の室内での生活環境をとても心配されていると思います。

それは、室内でお亡くなりになってしまわれた場合の発見が遅くなると、室内(建物)状況がひどくなる可能性が高く、建物所有者(オーナー)様の資産価値に影響を及ぼすからです。賃貸管理の仕事は、所有者の資産価値を最大限引き出す仕事ですので、心配になることは当然です。

また、福祉関連の皆さんも、関わっている利用者さんの健康で安心して暮らすことをお手伝いすることが一番ですから、当然夏場の高齢者の皆さんの健康には特に気を使われていると思います。

高齢者にとって心配事が多い夏本番を迎える前に、注意喚起や予防対策などに使えるものはどんどん使って、少しでも皆さんの心配事を減らしましょう。

救急車の前に#7119で聞いてみる

#7119

ぜひ、電話帳に登録してほしい番号で、消防庁が実施している、救急安心センター事業にかかる番号です。

急なケガや病気をしたとき、救急車を呼んだが方がいいか、今すぐに病院に行った方がいいかなど、判断に迷うことがあると思います。

そんなとき、専門家からアドバイスを受けることができる電話相談窓口が救急安心センター事業(♯7119)です。

救急安心センター事業(♯7119)に寄せられた相談は、電話口で医師、看護師、相談員がお話を伺い、病気やケガの症状を把握して、救急車を呼んだ方がいいか、急いで病院を受診した方がいいか、受診できる医療機関はどこか等を案内します。

総務省消防庁HPより引用

※#7119救急安心センター事業は、令和2年10月時点で全国17地域で実施されており、国民の46%をカバーしているようです。消防庁は、#7119の全国普及を目指していますが、全都道府県で実施されているわけではありませんので、お住いの地域で利用可能か、十分確認の上、各種資料はご利用ください。

急な病気やケガで、こんなふうに思ったら、#7119で相談してみましょう。

具合が悪いけど病院に行った方がいいのかな…

なんとなく様子がおかしいけど、こんな症状で救急車を呼んでいいのだろうか。

迷ったら、まずは、#7119で相談してみよう!

#7119にかけると、医師、看護師、トレーニングを受けた相談員等が電話口で傷病者の状況を聞いてくれます。そのうえで、緊急性が高いのか、すぐに病院を受診したほうがいいのかを判断してくれます。

緊急性が高ければ、救急出動を手配してくれます。

緊急性がそれほど高くないようであれば、受診可能な医療機関や受診のタイミングについてアドバイスをくれます。

総務省消防庁より

これは、高齢者に限らず、どなたでももちろん相談ができます!

小さなお子さんがいらっしゃる家庭だと、夜間に急に熱を出したとき、どの医療機関が受信できるのかを調べるのも一苦労だと思います。慌てず、#7119に相談してみてください。

全国版救急受診アプリ「Q助(きゅーすけ)」アプリもおすすめ

急な病気やけがをしたとき、症状の緊急度を素早く判断するために、消防庁がウェブ版とスマホ版で提供しているアプリです。当てはまる症状を画面上で選択していくと、緊急度の目安がわかり、必要な対応が表示されます。

アプリ使用の一例

アプリはiOSにもAndroidにも対応しています。ダウンロードしておくと慌てずにすみますね。

iOS版(https://itunes.apple.com/jp/app/id1213690742
Android版(https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.elmc.emergencyapp

アプリ以外にもWEB版もあります。

https://www.fdma.go.jp/relocation/neuter/topics/filedList9_6/kyukyu_app/kyukyu_app_web/index.html

慌てないために、冷蔵庫にはってみよう

急な病気やケガは、どうしても慌ててしまいがちです。アプリを入れていても気が動転していると操作が難しいかもしれません。

そんな時も慌てずにまず相談ができるように、電話帳に#7119救急センターと登録をしておくことも大事です。そして、ほかの家族がかけられるように、冷蔵庫に救急センターの番号をはっておくこともいいですね!

消防庁や#7119実施自治体のHPなどで啓発用の資料が出ていますので、ぜひダウンロードしてみてください。

賃貸管理会社の方は、ぜひ入居者さんに配布しましょう

小さなお子さんがいらっしゃるご家族や、高齢者世帯へは積極的に配布してみましょう!

入居時の配布資料の1つとして標準化してもいいかもしれません。

物件の掲示板に貼るのもおすすめです!

使える資料・広報物

ここでは、消防庁のHPへのリンクと、東京消防庁のリンクを紹介します。

ぜひいろいろなツールを使って、緊急時の備えをしてもらいましょう。

利用したいと思っているサービスはなかなか情報が届かないものです。

積極的に使ってほしいサービスや情報を多方面から届けていきたいですね。

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