考えていることをまとめたい、なんだかモヤモヤすることをゆっくり考えたい、そう思った時に行く喫茶店はありませんか?
私はお気に入りの喫茶店で、落ち着いてゆっくりすることで思考がまとまります。
喫茶店に通っていると、常連仲間ができたり、スタッフさんとお話したりすることで情報が入ってくることも少なくありません。
一人で考えることも大切だけど、他の人の意見やアイディアが入ると、もっと考えが広がり、悩みも解決するかもしれません。
このもちより喫茶Fは、賃貸管理に関わる人、地域の福祉や介護に関わる人たちの共通言語を見つけ、業界を超えてつながりのきっかけになり、仲間ができたり、抱える悩みが解決できたりするといいなと思っています。
自己紹介:プロフィール
久保有美(くぼゆみ)
京都出身・東京都在住 コレクティブハウスという暮らしのつながりがある賃貸で一人暮らし中。
2008年、佛教大学社会福祉学部卒、2006年に福祉住環境コーディネーター2級、2008年3月社会福祉士を取得。
大学卒業後、京都の建築とリフォームの会社に勤め、介護リフォームを数件担当。
大学時代に学んだコレクティブハウスを京都で展開していくため、実際に暮らし、実務も学ぶために東京に上京。コミュニティ賃貸住宅などを展開する総合不動産コンサルティング会社に転職。賃貸実務(PM:プロパティマネージメント)と賃貸企画から運営までを担当。約10年勤め、2021年に独立。
不動産会社に勤める中で、宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士を取得。
福祉の基礎を学び、建築・不動産業界に務めるという異色の経歴(大学の友人はほとんど福祉施設勤務・保育・医療関係などに就職)だが、福祉の根幹は住まいにありという信念を持ち続けている。
目次
福祉も不動産もどちらも“人と暮らしの課題“をたくさん抱えています。
福祉業界だけでは解決できない課題があり、不動産業界だけでは解決できない課題があります。もうその業界だけは解決できない課題が山盛りです。
- 高齢化 入居者やオーナーの高齢化
- 単身高齢者の増加
- 孤独死・・・管理会社の一番大きな悩み
- 空き家問題・・・放置される・火災や倒壊の危険性あり
- ゴミ屋敷状態・・・状況をいち早く把握していきたい
- 精神的疾患への対応・・・お部屋が見つからない・貸し出すことは怖い
- 地域コミュニティの希薄化
課題は似ています。でも、福祉と不動産が関わる機会はほぼない状況。連携しようと思っても、分野も全く違い、使っている言葉さえまったく分からない。
通訳が必要なのです。
それぞれの業界の人たちが、業界や分野という垣根を超えてそれぞれの考えやアクションを持ち寄れば、抱えている課題を解決できるのではないでしょうか。
そのためにお互いの言葉や行動を知ると、つながり、そこから生まれる豊かさがあると信じています。
それぞれみんなが持っている力を持ち寄っていきましょう。
ここでは、大学で社会福祉を学び、約10年賃貸不動産会社で働いた私、久保有美が不動産と福祉の架け橋になり、連携するのに知っておくと便利な情報、つながるきっかけとなる情報を届けます。
それぞれの分野の用語や考え方、制度、課題などをできるだけわかりやすく、住まいや暮らしに焦点をあてて、伝えていきます。
福祉の人と不動産の人が関わる機会というのは、本当に少なく、会話することは日常的にあるものではありません。分野も全く違うので、日常的に使っている用語や、常識だと考えがちな制度や仕組みもまったく分からないと思います。
ただ、福祉の人も不動産の人も、自分自身の当事者として福祉や不動産の制度や法律に触れたことはあると思います。
- 賃貸住宅を借りたことがある
- 自宅を購入したことがある
- 介護保険料を支払っている
- 親族の介護をしたことがある
詳しく関わったことのない分野の使っている用語や考え方などを知らないのは当然です。
こんな状態になっていませんか?
相談先のことを少しでも知っていたら、この状態から抜け出すことができるのではないでしょうか。
また、ケーススタディとして、事例に対してアプローチする方法を一緒に考えます。
不動産や福祉の現場で起こった事例から、皆さんの見解や解決するアプローチ方法などを持ち寄り、予防策や解決方法を模索しましょう。
もう全てに対する絶対的な正解はありません。人はそれぞれ全てにおいて違い、全く同じ人・環境はないからです。
模索して、仮設を立てて、試してみて、検証する。トライアンドエラーを繰り返していくしかありません。
防ぎたかった事例や、困難事例を共有し、どうしたら良かったのか、同じようなケースを出さないためにはどうしたらいいのか、メディアを通して経験値を共に増やしていきたいとおもっています。
事例は書籍や私の経験から得たものを活用したりしていきますが、皆さんの感じている課題などを実際に集めてこのメディア上で情報交換をしていけるといいなと思います。ぜひ問い合わせから投げかけてみてください。
読んでくださっている皆さんには、
- ご自身のご経験
- こんなことも考えているよ
- もっとこういう情報あるよ
ということをコメントなどでいただけると嬉しいです。
それが私だけでなく、このウェブメディアを見てくれているほかの皆さんの役に立つと思います。
もちろん、間違っていることや言い方が適切でないことなどはご指摘いただけると幸いです。
皆さんのお力添えもいただきながら、一緒にこのメディアを育てていければと思います。
2020年からの新型コロナウィルスの影響で、イベントや勉強会などがオンラインにどんどん移行しました。
このウェブメディアが育っていく中で、オンラインでの勉強会や実際に集まって検討会や情報交換会なども【喫茶オープン】として開催していきたいと思います。
それぞれが持つチカラをもちより、つながり、課題解決していきましょう。
social collective Lab 久保有美